温調機器 » 用語集
【さ】
●三相電源
3系統の交流電流または交流電圧でそれぞれ120度ずつ位相をずらしたもの。
同じ送電電力ならば、3本それぞれの電流値が単相にくらべて3 分の1小さくなるので、細い電線が使用できる。回転磁界が容易につくれる(簡単な構造の三相モータが使用できる)というメリットがある。
出力の大きい装置には三相電源が使われる。
●サーマルリレー
モータの電源入力回路に設置され、モータの過電流を検出して出力を出す回路の保護機器。電流によって発熱するヒータとその熱で接点を開閉するバイメタルで構成される。
サーマルリレー自身には大きな容量の電力を開閉することはできないので、電磁接触器、リレーとの制御回路を組むことで、モータなどの主回路は遮断される。
●サーミスター
温度によって電気抵抗が変化する半導体を用いた温度センサ。
PTC:positive temperature coefficient 温度が上がると抵抗が上がるタイプ。
NTC:negative temperature coefficient 温度が上がると抵抗が下がるタイプ。
がある。
抵抗値は数MΩと大きい物が多く、導線の抵抗分の影響が少ないので、2線式が一般的。
●サーモスタット
設定した温度になると接点をONまたはOFFさせるスイッチ。
バイメタル式が一般的。
ヒータのON/OFFなど直接の温度コントロールに使用されることもあるが、異常高温になったときに切れるスイッチとして使い、安全回路にも多用される。
自動または手動でスイッチは復帰する。
●サーモモジュール
→ペルチェ素子