●フッ素化液
フッ素系不活性液体。パーフルオロポリエーテル(PFPE)、パーフルオロカーボン(PFC)、ハイドロフロロポリエーテル(HFPE)、ハイドロフロロエーテル(HFE)など様々な種類があるが、電気絶縁性が高く、-100℃のような低温状態、200℃以上のような高温状態でも適当な流動性を持ったグレードが選定できる特徴がある。
化学的に不活性で、毒性もない。
3M社のフロリナート、ソルベイソレクシス社のガルデンなどの商品が流通している。
●ブレーカ
過負荷や短絡などの要因で、二次側の回路に異常な電流が流れた時に、電路を遮断して負荷回路や電線を保護する装置。
用途に応じてモータブレーカ、サーキットプロテクタなどと呼ぶ。漏電ブレーカは主回路の電流だけでなく、漏れ電流も監視して、漏れ電流が過大なときは電路を遮断する。
●プロピレングリコール水溶液
プロピレングリコールはアルコールの一種で、水に添加することで水の凝固点を下げることができる。エチレングリコールと同様に自動車用不凍液などの主成分ともなっている。
潤滑性があり、不揮発性である特徴もある。
●フロリナート™(Fluorinert™)
3M社が製造するフッ素化液の商品名。基本はパーフロロカーボン構造であるが、多種の化学構造があり、使用温度範囲や粘度によってグレードを選定できる。
●フロン冷媒
フロン類は炭素、水素、塩素、フッ素などからなる有機化合物で、フロンという呼び方は日本で使われる俗称。海外ではデュポン社の商標名であるフレオン®(freon)と呼ばれる。
冷凍回路内で循環し、凝縮、蒸発の相変化することで加熱冷却現象を発生させる熱媒体として使用するフロン類を、フロン冷媒と呼ぶ。
●フローセンサ、フロースイッチ
流体の流量を監視する部品。フローセンサはリニアに流量を計測する。フロースイッチは、一般に設定した流量になった時にスイッチを動作させるだけの機能を持ち、流量を計測する機能は持たない。